勉強法を考える前に考えるべきこと(前編)
ども、アラフォー初婚勢の五歩一雑王(通称:リュック)です。
少し前のことです。
アイドルグループ「嵐」の桜井翔くん主演のドラマで、
先生(桜井くん)が生徒役の子に
「数学なんて勉強して将来なんの役に立つんですか?」
て聞かれて、上手く答えられずに変な空気になってたシーンがあって
非常に印象に残りました。
「自分も『勉強してなんの意味があんねん』みたいに考えてた時期があったなー」
とか、
「先生なんだから、カッコよくビシッと答えろよ!」
とか、
「え、、今どきの先生って、こんななの?」
とかとか。
まあ、あれはそういう役&シーンだったというだけで、
実際の桜井くんは
自分なりの答えをちゃんと持ってると思いますし、
世の先生方の中でも
答えを持ってらっしゃる方は沢山いらっしゃるでしょう。
私は大学時代に3年半ほど、個別指導塾の講師のバイトをやってた経験がありまして、
教える立場として、勉強する意味については自分なりの答えを持って授業を行っていました。
教え子たちには、自分のように「人生まわり道」なんてしてほしくなかったですからね。
勉強=仕事?
「学生は勉強するのが仕事や」みたいな表現を使われることがあります。
私の場合は、この表現が
勉強する意味を考えるきっかけになりました。
よく言われる
「やりたい事を仕事にする」。
素晴らしい事ですし
私も、まわり道した結果
結局自分のずっとやりたかったデザインの仕事をやるようになりました。
でも実際、現実はなかなか甘くない。
楽しいって気持ちより、しんどいと思う事の方が多いです。
仕事=やりたくなくてもやらなきゃいけない時がある。
だって、お金もらってるんだから。
たとえば、私の尊敬するデザイナー、ケン奥山さんは、
100枚描いたデザイン画の中から1枚だけ選ぶ作業を100回繰り返してやっと、本当に良いものが生まれる。
とおっしゃってました。
天才マーク・ジェイコブズさんだって
コレクション前は何日も徹夜で作業されてます。
世界中のメディアやセレブから注目されますから、プレッシャーも相当なものでしょうね。
別なとこで言えば
水商売のおねぇさんだって
毎日良いお客さんばかりではないでしょう。
店ナンバー1のおねぇさんは「この客嫌やな〜」と思うことがあっても
きっとニコニコ笑顔でちゃんとお客さんを喜ばせてあげてるとおもいます。
そうやってしんどいことも精一杯頑張るから、
それ相応のお金をもらえるようになるんだと思いますし、それが仕事だと思います。
では、子供にいきなりそんな事させたらどうなるでしょうか。
しんどい時でも逃げずに頑張れるでしょうか。
最後まで自信を持って取り組んでくれるでしょうか。
何より、給料に見合った仕事をしてくれるでしょうか。
就職面接みたいに第三者的に見て、この子は頑張れる子だ、なんてなかなか判断できないと思います。
誰が頑張れる子かどうか、自分が頑張ってる子かどうか、調べるには
全員に同じ事をさせるのが1番です。
たとえわずかでも全ての仕事に関係する
一般的なことを頑張らせる。
その中で、頑張る事の大切さを学んでもらう。
それが学校教育なのかな?と
私は勝手に考えてます。
(後編につづく)